卵子の老化への水素の効果

By | 2012年5月8日

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NHKの「クローズアップ現代」(2012年2月14日放映)で「卵子の老化」(http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3158.html)について、放映されてから、私のところへもたくさんのお問い合わせがありました。なかでも、「水素は本当に卵子の老化に効果的なのか?」という質問がたくさんありました。水素の抗酸化作用が明確になってから7年しかたっていないので、人間で不妊治療に対する効果を明確にすることはできません。しかし、動物実験はおこなっています。動物実験の結果を鵜呑みにすることはできませんが、同じほ乳類動物なので、参考になる結果であることは、間違いありません。ここでは、ひとつだけ、私たちの実験結果をお知らせします。
マウスでは、遺伝子組み換えによって、活性酸素を消去する能力が半分に低下するマウスを作り出すことができます。人間もマウスも父親から半分、母親から半分遺伝子を引き継いでいます。そのひとつの遺伝子がないと思ってください。抗酸化遺伝子(SOD)があるのを+(プラス)、ないのを−(マイナス)とすると、+/−と+/−の親からは、+/+(正常)、+/−(抗酸化作用が半分)、−/−(抗酸化作用が弱い)となります。もし、何事もなく生まれるなら、その比率は 1:2:1となるはずです。これが中学か高校の生物学で習ったメンデルの法則です。ところが、−/−は抗酸化作用が弱いので、生まれる頻度は低くなります。
SOD遺伝子欠損マウスと水素水

そこで、父親マウスが+/−で、母親マウス(+/−)の妊娠中マウスに水素水を飲ませて生まれた仔マウスの遺伝子を調べてみました。
すると、水素水を飲まない場合は、−/−の仔マウスは、2匹しか生まれてきませんでしたが(オレンジ色の棒)、水素水を飲んだ母親からは−/−の仔マウスは4倍の8匹も生まれるようになりました(青色の棒)。
このように母親マウスに水素を摂取させると活性酸素の害によって生まれなかったマウスも生まれるようになったのです。妊娠中に水素を摂取すると、胎児にまで水素の効果があらわれるのは、確かだと思います。