Monthly Archives: 1月 2012

化粧品の水素発生素材は飲めますか?


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以前、私は水素発生素材を水に溶かして飲んでいることを書きました(二日酔いには水素が一番 参照)。最近、水素発生新素材の安全性についての質問をたくさんいただきました。
まず、その水素発生新素材 は、MgH2とグリセロールだけの混合物で、その他の不純物は一切含まれていません。MgH2は海水から採ったマグネシウムを使っています。MgH2は水と反応して、Mg(OH)2とH2になります。Mg(OH)2は食品として認可されており、安全性が認められています。グリセロールも食品として認可されています。
ただし、200滴(1チューブ全部)を一度に飲むと、Mg(OH)2の作用で大便がゆるくなる可能性があります。しかし、その他の副作用はありません。
また、私の研究室では、たくさんのマウスを使って安全性を確認しています。600倍の多量を2週間毎日飲ませて全身を徹底的に調べましたが、どこにも異常は認められませんでした。また、妊娠したマウスに2週間毎日600倍の過剰量を飲ませても、生まれてきた子供に何の異常もありませんでした。むしろ、生まれてくる子供の数は増える傾向にありました。
水素水として飲む時は、100mL(100cc=コップ半分)の水に1滴たらして、すぐ混ぜてください。少し濁ったようになりますが、それが水素の小さな泡です。その泡が水に溶けて、1分後には市販品の水素水と同じ濃度の水素水ができますので、それを1日に5杯くらい飲むといいでしょう。また、ジュースなどに垂らすと水素の発生が目に見えて確認できます。コーヒーやみそ汁にたらして飲んでもOKです。ワインもおいしくなります。
化粧品としてではなく、飲用用として販売してほしいとのことですが、確かにそうです。しかし、食品として認められるのは、何千万円という経費と数年間という時間がかかってしまうとのことです。そのため、ちょっと横道ですが、化粧品としてしか現在は販売できないのが実情です。日本は、科学立国なのに、日本で開発された新規物質に対して厳しいのは残念です。
水素水はまだまだ高価ですので、このような方法で安全に安く多くの方が水素水の恩恵にあずかれればよいと思っています。制度的には、化粧品を飲むのは自己責任という形にはなりますが、研究としては十分安全性を確認しているということです。
(商品についてお知りになりたい方は個人的に問い合わせのページよりお問い合わせ下さい)


水素浴の勧め


Topics36

透析をされている方から、水素水の飲み方についての質問がありました。透析をしているかたは、多くの水分をとることは禁じられていますので、水素を摂りたいけれど、水素水を飲むのはどうでしょうという質問です。
水分を控えなくてはならない方は、できるだけ水素濃度が高い水素水を飲むことをお勧めします。TBSテレビ番組「即決!美テイクアウト」に出演しました の中の紹介商品を参照してください。
でも、もっとよい方法は、水素を溶かしたお風呂に入ることです。水素風呂からは7分間で皮膚から水素がはいりこんで全身にゆきわたることを確認しています。そこで、ぬるめの温度のお風呂にゆっくり浸かることが大切です。水素が皮膚からはいると、入浴後の体温が長い間保たれることがサーモグラフィーで確認されています。入浴後いつまでも暖かいという印象をもたれると思いますので、冷え症の方も試してはいかがでしょう。私自身、週に1度は水素風呂に30〜60分長湯をして試していろいろ調べているのですが、水素入浴中に血圧が低下していきます。おそらくですが、水素によって血管が拡張しているようです。そこで、血管拡張が保温効果の原因ではないかと思っていますが、このメカニズム解明が私の今後の仕事です。
水素入浴では、すばやく水素が発生する素材がお勧めです。8時間は水素濃度が保たれるので、家族で入浴しても大丈夫です。 (商品についてお知りになりたい方は個人的に問い合わせのページよりお問い合わせ下さい)


カロリー制限と「空腹感」の関係とは?


Topics35

体が若くなる技術(太田成男著:サンマーク出版)はおかげさまで、たいへん好評です。多くの一般の方々が興味をもって読んでいただくために執筆したこともあり、専門の方々を中心に「もう少し詳しく知りたい」「書かれた内容の根拠を知りたい」という声も寄せられています。そこで、拙書をもっとよく理解していただくためのコーナーを設けたところ、いろいろご質問をいただきました。

その中でカロリー制限と「空腹感」の関係とは?という質問がありましたので回答したします。

タニタの「まんぷくレストラン」が始まり人気を博しているようです。書籍では「体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~」だけでなく、「女子栄養大学のダイエットクリニック」「女子栄養大学の毎日おかず」も、カロリー制限をしながら満腹感を感じることができる、がテーマです。1月7日の日本テレビ「世界一受けたい授業」では、女子栄養大学の香川靖雄副学長がわかりやすい説明をしていらっしゃいました。一般的には、カロリーが少ないと満足できずストレスがたまってしまい、結局続かなくなってしまいがちです。半年間我慢して継続すれば慣れてしまうとの研究報告もあるのですが、半年も我慢できないというのが人間なのでしょう。満足しながらカロリー制限できるレシピを考案しているという点ではすばらしいことです。
ところで、拙著「体が若くなる技術」では、「ミトコンドリアを増やすためにもっとも重要なことは、カロリー制限よりもむしろ『空腹を感じること』なのです。」(195頁)。「毎日毎日カロリー制限をしなくても、ときどき空腹感を味わう。」(196頁)。と書きました。これだけを前後の脈絡なしに読めば、「まんぷくレストラン」は空腹を感じないので、ミトコンドリアは増えないのか ということになってしまいます。でも、そうではありません。
「毎日のカロリー制限を気にしてストレスを溜めるなら、総和のカロリーを気にするよりも時々プチ断食などして、カロリーを少なくする期間(=空腹を感じる期間)をつくることが大切」という意味です。ストレスを感じないように、カロリー制限する工夫が大切なのです。
質問(No.13)


迎春


Topics34 

本年もよろしくお願いします。新年の挨拶が遅くなりました。正月あけから、放送大学の「現代化学」の教科書を執筆していたので、「太田成男のちょっと一言」を書く精神的余裕がありませんでした。今年中に教材を作成し録画をして、来年から3年間、放送大学の講師を担当します。放送大学で学ぶ向学心に燃える学生さんたちが魅力を感じる講義をしたいと微力ながら努力したいと思います。