Author Archives: Shigeo

すでに公表された一般の方を対象として水素の効果


 水素水の市販の商品としては、「病気の治療」のためではなく、一般の消費者に対して、水素はどのような効果があるのか?という問題が取り上げられるようになってきました。
 そこで、一般の消費者にとって、水素水の効果が「あるのか」「ないのか」を明確にするために、ここでは、一般の方に対する水素水の効果のデータを紹介し、簡単に内容を捕捉します。このように、病気の治療だけでなく、日常の生活改善や予防効果があることが推測されます。

(1) 水素水を飲むことによってスポーツマンの運動後に乳酸の上昇が抑制され、筋肉疲労が低下していた(筑波大学のスポーツ科学の論文)。
(2) 水素入浴によって、運動後の筋肉痛が軽減した(早稲田大学のスポーツ科学の論文)
(3) 水素水を飲むことによって、日常的な疲労が改善した(大阪市立大学と理化学研究所のデータ)
(4) 水素水を飲むことによって、脂質代謝異常の傾向がある人の悪玉コレステロールが低下した(中国の山東大学の論文)。これは動脈硬化の抑制につながることを示唆します。
(5) 水素水をボランティアが飲むことによって、血流依存性血管拡張反応が上昇した(血流の増加)。これも動脈硬化の抑制につながることを示唆します(福岡県原土井病院の論文)。
(6) 6人の糖尿病発症前状態が改善した(統計的解析はおこなわれていませんが、6人全員が改善したという結果です)(京都府立医科大学の論文)
(7) 水素水を飲用することによって歯周病が改善した(岡山大学の論文)(歯周病は一般的になっていますので、一般の人に含めました)。

 健康ということに関しては、40歳〜50歳の年齢に達すると、常にどこも完全に正常という人を見つけるのが難しいくらいでしょう。病気以外でもストレス、運動や疲労などの負荷がかかった場合は、「異常がある時」になると思います。また、二日酔いの時は、異常がある時になると思います。1年365日全て健康という状態は理想的ですが、現実には難しいと思います。
 健康と病気の境界は、くっきりと分かれているのではなく、連続的なものですから、「健康な人への効果」にこだわる必要はないと、私は思っています。

 詳しくは、以下の拙著をご覧下さい(宣伝でスミマセン)。
「ここまでわかった水素水:最新Q&A:(続)水素水とサビない身体」:(小学館)太田成男著


すでに論文発表された水素の臨床試験結果


 最近、水素(または水素水)に関して「効果がない」と強調する人が見受けられるようになりました。水素の効果に関する研究は着実に進められて、様々な方面から、かなりの研究成果がすでに発表されています。
 以前(2016.3.10)にも、水素の臨床試験の結果を報告していますが、あらためて最新報告をさせていただきます。DBと記載されているのは、二重盲検テストの結果です。

(1) 虚血再灌流関係(急性疾患)
  脳虚血(腹腔注射)(人数38)
心肺停止蘇生 (水素ガス)(人数5人:統計解析なし)
(2) 炎症抑制関係
 炎症性またはミトコンドリア性筋症(水素水)(人数31)DBを含む
 関節リウマチ(水素水)(人数20)
 関節リウマチ(関節注射)(人数24)DB
 歯周病(水素水)(人数13人)DB
 運動後の筋肉痛(水素入浴)(人数20人)DB
(3) 脳神経変性病関係
 パーキンソン病(水素水)(人数17)DB
(4) メタボおよび代謝関連
 2型糖尿病と境界型糖尿病(水素水)(人数30)DBを含む
 メタボリックシンドローム(水素水)(人数20)
 脂質代謝異常(水素水)(人数20)
 脂質代謝異常(水素水)(人数68)DB
 静脈血流改善(水素水)(人数34)DB
 運動による乳酸血症(水素水)(人数52)DB
 筋肉疲労と血液乳酸(水素水)(人数10)DB
(5) その他
 慢性腎不全(血液透析)(人数29)
 間質性膀胱炎(水素水)(人数30)DB(自覚症状のみの効果)
 放射線治療の副作用軽減(水素水)(人数49)DBらしい
 圧力皮膚潰瘍(床ずれ)(水素水)(人数22)
紫外線による皮膚障害(水素ガス)(人数28)
 慢性B型肝炎(水素水)(人数60)DB (酸化ストレス軽減効果のみ)
 運動による筋障害(サプリメント)(人数36)(統計的有意差なし)
 シワ、肌のつやなど(水素入浴)(人数6人)(統計解析なし)
 
 詳しくは、以下の拙著をご覧下さい(宣伝でスミマセン)。
「ここまでわかった水素水:最新Q&A:(続)水素水とサビない身体」:(小学館)太田成男著


「ここまでわかった水素水最新Q&A」(太田成男著)が出版されます。


 最近、水素水に対しての否定的な意見が見られます。
 様々な疑問や否定的な意見の中には、科学の知識がないために生じたものもありますし、なにがなんでもアンチ水素水という立場の人もいます。
 しかし、まじめに考えて「水素水に効果があるとは、どういうことだろう」と率直に疑問を感じる人も多いのです。
 この本では、「水素水の疑問にすべて答えます」というスタンスで執筆しました。
 水素水に対しては、是非この本を読んで事実に基づいて議論してほしいものです。
 また、この本が、水素水を理解するというだけでなく、超高齢社会の問題点を考える契機になっていただければ幸甚です。

本体1,200円 小学館(2017/03/01発売予定)
https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/45459
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784093885218


正統な科学では、正しい測定が大切


 2016年12月15日に国民生活センターが公表したデータについて、複数の企業からクレームがあったことが、公表されました(2017年1月20日)。水素水は、正統な科学に基づく製品のはずですから、水素濃度の測定は決定的に大切です。もしも、間違った値を公の機関が公表したのでしたら、問題は大きいと思います。
 科学は、白黒がつくのが特徴ですので、是非白黒つけて、どちらの言い分が正しいのか、決着をつけてほしいものです。ただし、12月24日に私のブログでもすでに明記したように、国民生活センターの測定方法は、デンマーク製の水素電極とガスクロマトグラフィーを併用したもので、私たちが研究に用いている装置と方法は基本的に同じです。
 このデンマーク製の水素電極は1式で100万円を超えますが、私に相談にきた会社には、この測定装置を購入するように勧めています。「100万円以上もする装置はとても高価なので買えない」という会社には、「水素事業はやめたほうがいいですね」と助言しています(なお、この水素電極の会社からはリベートはいただいていませんので、念のため)。
 また、水素水測定装置といいながら、「溶液中の酸化還元電位(ORP)を検知し、溶存水素濃度として換算」している装置では、正確な水素濃度を測定できないときがあるので、注意が必要です。基本的に原理がまちがった測定機器では正しい濃度結果を得られないときがあるのは当然です。
 なお、容器いりの水素水では、10社製品中商品表記と同じ水素濃度のものは、3社製品で、上位から株式会社メロディアン、株式会社KIYORAきくち、株式会社伊藤園でしたが、この3社は、国民生活センターが使用した測定装置と同じものを使用しています。ちゃんとした会社は、ちゃんと水素濃度も測定しています。


ビールを「ただの水」と言いますか!?—水素水を「ただの水」という方々へ—–


 のどが渇いたときのビールはおいしい。のどが渇いたとき、ビールを水分補給のために飲むことは普通です。でも、ビールを「ただの水」とは言いません。つまり、水分補給のためにビールを飲んだからといって、「ただの水」でないことは明らかです。
 ウーロン茶や麦茶を水分補給のために飲んだからといって、「ただの水」とは言いません。

 2016年12月15日に国民生活センターが発表した水素水関連事業社に対するアンケート調査では、15社(3社は無回答)中、11社が水素水の効果として、「水分補給」と回答したということでした。
 それをもって、「水素水『やっぱりただの水』 国民生活センター調査の唖然」と、水素水を「ただの水」呼ばわりする方々が出てきました。水分補給を目的とするからといって、「ただの水」というのは、論理的にまちがっているのは、すぐわかることだと思います。
 ビールを水分補給のために飲むからといって、「ただの水」ではない。
 水素水を水分補給のために飲むからといって、「ただの水」ではない。

 どうも、今回のアンケートは、公正なアンケートではなかったような印象を私も持つようになりましたが、事業者側が水素水の効果を「水分補給」と回答してはダメでしょう。
 もちろん、水素が全くはいっていないのは、「水素水」ではなく、「ただの水」です。水素が高濃度にとけている水が、水素水です。


「データがある」のに「データがない?」:国民生活センター発表2016.12.15に関連して(その3)


 国民生活センターの発表資料では、冒頭に、国立健康・栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」に記載された「ヒトに対する有効性については信頼できる十分なデータが見当たらない。」を引用しています。これが、水素水にはあたかも有効性を示すデータがないかのような誤解を誘導してしまったように感じます。
 「国立健康・栄養研究所」の「ヒトに対する有効性については信頼できる十分なデータが見当たらない。」の記載については、わざわざ「注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。」と注意書きをしています。もちろん、「保証できないものを保証できない」と明記しているのは正直で好感がもてるし、テレビや雑誌のインタビューでは「まだ、わからないということです」と何度か明確に応えているので、これも正しい対応だと思います。
 「信頼できる十分な」となると何をもって「信頼できる」のか、何をもって「十分な」なのか、基準をはっきりさせないことには、誤解が一人歩きしてしまいます。また、「データがない」ではなく、「データが見当たらない」としているところが、興味深いところです。少なくとも、ちゃんと研究をして統計解析をして有意であるというデータを示している研究に対して「信頼できない」とか「十分でない」という場合には、公的機関であるからには、誤解がないように配慮しなくてならないと思います。
 水素水の商品としては、「病気の治療」のためではなく、一般の消費者に対してどうなのか という問題を取り上げる人がいるようです。
そこで、一般の消費者にとって、水素水の効果が「あるのか」「ないのか」を明確にするために、ここでは、健康な人に対する水素水の効果のデータを紹介します。発表論文名と発表場所は末尾に記載しました。
(1) 水素水を飲むことによってスポーツマンの運動後に乳酸の上昇が抑制され、筋肉疲労が低下していた(筑波大学のスポーツ科学の論文)。
(2) 水素入浴によって、運動後の筋肉痛が軽減した(早稲田大学のスポーツ科学の論文)
(3) 水素水を飲むことによって、脂質代謝異常の境界領域の人のコレステロールが低下した(中国の山東大学の論文)。これは動脈硬化に抑制につながることを示唆する。
(4) 水素水をボランティアが飲むことによって、血流依存性血管拡張反応が上昇した。これは動脈硬化の抑制につながることを示唆する(福岡県原土井病院のデータ)。
(5) 水素水を飲むことによって、日常的な疲労の程度が改善した(大阪市立大学と理化学研究所のデータ)。
(6) 6人の糖尿病発症前状態が改善した(統計的解析はおこなわれていない)(京都府立医科大学のデータ)
(7)(歯周病の人は健康な人に含めないかもしれませんが)、水素水を飲用することによって歯周病が改善した(岡山大学のデータ)。
 以上のデータは、脂質代謝異常や歯周病の予防効果につながる改善を示唆するものであり、兆円オーダーの医療費の削減に大いに貢献することが期待されます。
 なお、認知症発症前の軽度認知障害への水素水の飲用効果についても、論文を投稿中で、今後、次から次へと重要な論文が発表されるでしょう。
 「有効性を示すデータがある」にもかかわらず、「保証できない」と断り書きをしている「信頼できる十分な有効データが見当たらない」というだけの情報を公の機関が発信するのは、いかがなものでしょうか?マスコミを含め各方面の関係者に、冷静な判断をすることを求めたいと思います。

文献
 (1) Med Gas Res. 2012; 2: 12. Effects of drinking hydrogen-rich water on muscle fatigue caused by acute exercise in elite athletes.
 (2) Jpn J Phys Fitness Sports Med, 2016; 65(3): 297-305. Effects of hydrogen bathing on exercise-induced oxidative stress and delayed-onset muscle soreness (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/65/3/65_297/_pdf)
 (3) J Clin Endocrinol Metabol, 2015; 100: 2724-2733. Hydrogen Activates ATP-Binding Cassette Transporter A1-Dependent Efflux ex Vivo and Improves High- Density Lipoprotein Function in Patients with Hypercholesterolemia: A Double-Blinded, Randomized, and Placebo- Controlled Trial.
 (4) Vasc Health Risk Manag. 2014; 10: 591-597. Consumption of water containing over 3.5 mg of dissolved hydrogen could improve vascular endothelial function.
 (5)https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/pdfs/press_150522.pdf#search=%27大阪市立大学+水素+疲労%27 (論文投稿中)
 (6) Nutr Res. 2008; 28:137-143. Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance.
 (7) Antioxidants. 2015; 4: 513-522. Drinking Hydrogen-Rich Water Has Additive Effects on Non-Surgical Periodontal Treatment of Improving Periodontitis.


本物の水素水と水素が検出されない「水素水」:2016年12月15日の国民生活センター発表結果(その2)


 2016年12月15日に国民生活センターが記者会見し、水素水に関する調査結果を発表しました。今年になって3度目の発表ですので、水素水に関する関心の高さを物語っています。
その調査結果発表について、私からもコメントをだして欲しいとの要望があったので、何度かにわけて、私の見解を述べたいと思います(その2)。
 国民生活センターが19社の水素水製品について、水素濃度を測定しました。
この測定方法は、デンマーク製の水素電極とガスクロマトグラフィーを併用したもので、私たちが用いている方法と同じ信頼できる方法です。
 結果は、容器いりの水素水では、10社製品中商品表記と同じ水素濃度のものは、3社製品で、上位から株式会社メロディアン、株式会社KIYORAきくち、株式会社伊藤園でした。 
 なお、今回測定された商品会社のなかで、私が理事長を務める日本分子状水素医学生物学会の賛助会員は、この3社だけでした。

 奥長良川名水株式会社と株式会社日田天領水 のペットボトル入りの自称「水素水」は、水素が全く検出されなかった結果でした。これは以前から私のブログの表紙に注意を促しているものです。
つまり、ちゃんとした高濃度の水素水もあれば、水素の検出されない自称「水素水」もあるということです。

ちなみに、週刊文春が12社の容器入り水素水、10社の水素水生成商品の製品の水素濃度を調べて報道しています(2016年8月3日号)。民間の1週刊誌が調べたよりも国民生活センターの調査数が少ないのですから、公の機関としてもっと多くの商品を調べて欲しいものです。国民の要望は、水素水関連商品の中で、どの商品にはちゃんと水素が含まれているのかを明確にして欲しいということだと思います。

注:国民生活センターの発表では、水素水の定義はないと書かれており、水素濃度が適切であるかどうかの判断はされていません。したがって、水素濃度に関するコメントは別の基準によるものですので、関係部分は削除しました。


日本テレビの朝番組「スッキリ」のコメントについて


 2016年12月20日に水素水関連についての取材があり、21日の朝に放映されました。テレビでは、取材コメント全てが放映されるわけではないことは承知して取材をうけています。全体としては、よい番組だっだと思っていますが、以下の2点について、削除された私のコメントについて感想を述べます。
(1)水素医学関連論文の英文論文が600報発表されていることのコメントと同時に、人を対象とする研究論文が25報発表されていることを話しました。しかし、人を対象とした研究論文があるというコメントが削除され、あたかも、水素水については動物実験しかないように誤認される内容となってしまいました。このコメントの削除は、「人に対しての効果はわからない」という結論に意図的に誘導するものと感じられました。
(2)水素が体内で効果を発揮するメカニズムについては、水素が活性酸素を除去するだけではないとの話をしましたが、ここも削除されました。この点は、むずかしい話なので、削除されるのはしかたがないとは思いますが、私があまりに単純に考えているわけではないことを表明しておきます。

 その他の番組内のコメントについて、
(1)心肺停止後の水素ガス吸入効果に対して、「動物実験では」と限定してコメンテイターがコメントしていましたが、人を対象とした論文もすでに発表されている事をお知らせします。
(2)コメンテイターが、プラセボ効果の可能性について言及していましたが、動物実験ではプラセボ効果はありません。この分野では動物実験の基礎研究がしっかりおこなわれているので、動物でみられた効果が人でも再現された場合は、プラセボ効果と考えない方がよいと思っています。根拠なくプラセボ効果というのは、個人的には基礎研究をないがしろにするものだと感じました。
(3)人の健康効果について確定するには10-30年の研究が必要だという話は、よかったと思います。


水素水の効果は「水」ではなく「水素」:国民生活センター調査における、あきれた事業者の回答について


 2016年12月15日に国民生活センターが記者会見し、水素水に関する調査結果を発表しました。今年になって3度目の発表ですので、水素水に関する関心の高さを物語っています。
 その調査結果発表について、私からもコメントをだして欲しいとの要望があったので、何度かにわけて、私の見解を述べたいと思います。

(その1)
 まず、一番、驚いたというか、あきれたというのは、事業者へのアンケート調査結果です。飲用により期待できる効果を尋ねたところ、15社(3社は無回答)中、11社が「水分補給」と回答したということでした。この「水分補給」と本当に回答したのか、誘導尋問にひっかかったのか、詳細と真偽は わかりかねますが、もし本当だとすれば、あきれた話です(国民生活センターが作為したとは思ってはいませんが、あまりにあきれた話なので・・・)。
 水素水は、水素を溶かした水です。砂糖を溶かした水は砂糖水、砂糖水が甘いのは水が甘くなったからではなく、溶けた砂糖が甘いのです。水素水は、水素を溶かした水のはずであって、「ただの水」ではないはずです(もちろん、水素がはいっていない「自称水素水」はただの水です)。もしも、水分補給目的というなら、普通の水を飲めばいいだけですから、事業者がそう回答したとすれば馬鹿にした話です。
 おそらく、法律的な問題から「水素水の効果効能は現在標榜できない」ので、水分補給と回答したのだとは思います。しかし、水分補給などと馬鹿げた話をするのではなく、ちゃんと「水素水は分子状水素が入った水です。分子状水素の摂取を目的としています。分子状水素の効果効能は標榜できないため、『期待できる効果』については現段階では回答できません」と回答すればいいのに、というのが、私の意見です。
 自社製品の宣伝に法律上の規制から効果効能を標榜してはならないのは、理解できます。しかし、このような公のアンケートに答える場合には、効果効能を標榜することにはならないのではないかと私は思います。法律的・行政的な問題については、私は専門外ですので、専門家の見解を教えていただけると幸甚です。
 事業者が、「水素水は水分補給目的」とか「ただの水」ということが、水素水の混乱をひきおこしている原因のひとつだと私は思っています。


水素医療、大きく一歩前進:パーキンソン病患者への水素水の投与


 心肺停止や脳梗塞などの急性の病気には、水素ガスの吸入が有効であるとする研究が進められて、厚生労働省の先進医療Bにも承認されました(参照)。
慢性の病気には、安全で安価で日常的に摂取する事が可能な水素水の飲用が適していると、考えています。
 すでに、パーキンソン病の水素水の飲用治療のパイロット研究結果は、有効性ありと2013年に報告されました。
もっとも信頼できる医療研究としては、研究方法など、すべてを詳細に事前に発表する事が求められています。途中や事後にごまかす事ができないようにするためです。
パーキンソン病の水素治療法は事前に、BioMed Center Neurology (BMC Neurol.) 2016;16:66. に報告されています。
14病院178人のパーキンソン病患者を対象に二重盲検試験で、72週間水素水1リットル(対象は水素を含まない水1リットル)を飲ませた効果を検討しようとする研究方法の詳細が論文として公表されています。この論文は、誰でも無料で読む事ができます。
https://bmcneurol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12883-016-0589-0
 すでに、水素水を飲ませてから80週間を終了しており、現在解析中です。
 水素医学は、一歩一歩着実に前進しています。関係者の御努力に最大限の敬意を表したいと思います。結果が楽しみです。