風邪をひく前に風邪薬を飲む人はいない?:対症療法と原因治療

By | 2016年6月16日

 「風邪をひく前に風邪薬を飲む人はいない」と言っている人がいます。たしかに、熱が出る前に解熱薬は飲みませんし、咳が出る前に咳止め薬は飲みません。これらの薬はとりあえずの症状を鎮めるので症状が出る前には飲まないのが当然です。これは対症療法だからです。つまり、一般的に対症療法では、病気になる前に、でるかもしれない症状に対応する薬を飲むことは普通ありません。別の言い方をするなら、対症療法では予防効果は期待できないということになります。
 ところが、インフルエンザの薬としてオセルタミビルリン酸塩(製品名タミフル)が登場しました。これは、原因となるインフルエンザウイルスの増殖を抑制する薬です。これは、原因療法の薬です。この薬は、インフルエンザの治療薬に認可されているだけでなく、インフルエンザの予防としても処方可能です。つまり、風邪をひく前に風邪薬を飲むということです。
 対症療法薬には予防効果はない。しかし原因療法の薬は治療効果だけでなく、予防効果も期待できるということです。私が目指している水素医学は病気の治療とともに病気の予防を目的としています。今日本の医療費を抑えるためには、予防がなりより大切です。多くの病気の予防に水素が使えるようになったら、すばらしい事です。また、救急医療では水素ガスの吸引、慢性疾患の予防には水素水の飲用と使い分けることが有効であると考えています。