生体内での水素の効果は「考えられない」という人へ

By | 2016年4月30日

水素水の人体への効果について「考えにくい」「説明できない」という方たちがいます。たしかに2007年以前は「水素(H2)は不活性ガス(反応性に乏しいガス)」というのが科学の世界では常識でした。この常識からすると、水素(H2)は人体内で反応しないのですから、何ら効果を発揮するとは考えられなかったのです。つまり、2007年以前は、「水素は人体で何ら効果を発揮しない」というのが常識でした。
2007年に私たちがNature Medicineに発表した論文は、従来の常識を覆すものでした。常識を覆す内容は、すぐには受け入れないことが多いのも確かでしょう。しかし、その後、沢山の論文がでても依然として「人体内での水素の効果は考えられないという人」は、失礼ながら勉強不足の人か、古い常識を変えられない頭の固い人だというのが私の印象です。
水素分子の性質について、古い常識(2007年以前)では反応性がないということになっていました。ウィキペディア(日本語版)では、このように記載されています。
「水素分子は常温で安定であり、フッ素以外とは反応を起こさない。しかし何かしらの外部要因があればその限りではなく、例えば光がある状態では塩素と激しい反応を起こす。」
しかし、英語版でのHydrogenについてのWikipediaの記載は以下のようです。
While H2 is not very reactive under standard conditions, it does form compounds with most elements. Hydrogen can form compounds with elements that are more electronegative, such as halogens (e.g., F, Cl, Br, I), or oxygen; in these compounds hydrogen takes on a partial positive charge.
訳:水素分子は標準的な状況では非常に活性があるというわけではないが、ほとんどの元素と確かに化合物を作る。
 日本語版と英語版では少しニュアンスが違いますが、英語版の「水素分子は標準的な状況では非常に活性があるというわけではない」が正確な言い回しです。また、「非常に活性があるというわけではない」というのは、生体内で余計な反応を起こさないことを意味しますので、安全であると考えられます。