動物実験では、プラセボ効果と確証バイアスはありません。

By | 2016年6月20日

 水素水の効果は、「気のせい」ではないかという議論があります。人間は、「よいものだ」と思うと何でもないものでは、実際に効果がでてくることがあり、病気も治ってしまうことさえあるのです。「水素水がいいですよ」と言われて飲んでみると、水素が全く入っていなくても気のせいでよくなることもあり得るのです。プラセボは、偽薬のことです。また、自分だけでなく多くの人がいいと言うと、互いによいと確信してしまうこともあります。
 プラセボ効果や確証バイアスではないことを示すには、二重盲検試験を行います。二重盲検は、患者さんも医師も家族も、本物の水素水か、水素がはいっていない水かを知らないようにして効果を調べるのです。水素水の臨床試験では、二重盲検試験はまだ半数くらいですが、着実に進んでいます。
「水素医学に関する臨床論文の発表:こんなに進んでいる臨床試験」をご覧下さい。
 ところで、プラセボ効果や確証バイアス効果ではないことを証明するのに動物実験があります。一般には、動物実験から二重盲検でない臨床試験、二重盲検試験へと進むのですが、逆の事もあります。
 最近の抗加齢医学会では、おもしろい研究発表がありました。
 高血圧の患者さんの何人かから「水素水を飲んでいると血圧が下がった」と医師が言われたそうです。「気のせいではないか?」「プラセボ効果ではないか?」と思ったのですが、何人も言うので「では、動物実験で調べてみよう」と、高血圧マウスを作り出し、水素ガスを吸わせたというのです。すると、確かに高血圧マウスの血圧が下がったのです。この動物実験から「高血圧の患者さんの血圧が水素水で下がったのは、プラセボ効果ではない」と結論しました。
 動物には「気のせい」ということがないので、確実な結果が出せるのです。一般に、プラセボ効果や確証バイアスが問題になるのは、動物実験などの基礎実験がなく、ただ単に「食べてみよう、飲ませてみよう」という研究なのです。水素医学の研究は、しっかりした基礎研究を基盤にして臨床試験にはいっています。水素の効果については、プラセボ効果や確証バイアスのことは、あまり問題にする必要はないと、基礎研究者の立場からは思っています。