水素のダイエット効果についての論文発表

By | 2017年8月24日

 最近、水素のダイエット効果についての論文が発表された(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28560519)。
対象者は、平均年齢56歳、BMIは平均29(肥満度1に対応)のやや肥満のヨーロッパ人の女性10人。5人は水素を4週間摂取して2週間休みプラセボを4週間摂取。一方、別の5人はプラセボを4週間摂取して2週間休み、水素を4週間摂取したもの。この2つの群を比較する二重盲検のクロスオーバー臨床試験である。残念なことに水素摂取法については特許の関係か、詳細は明らかにされていない。
結果は、体脂肪率が水素によって1%減少し、二の腕周りが2.2%細くなった。また、血液中の中性脂肪が減少し、絶食時のインスリン量が低下していた。血液中の乳酸量も低下していたので、ミトコンドリアにおける脂質代謝が亢進していると考えられた。これらの結果は、被験者が全部で10人の少人数であるにもかかわらず、統計的に有意な差が認められたことは水素による大きな変化を示したことを意味する。
体重は、水素摂取によって平均1kg減少し、BMIが0.4低下し、ウエストヒップ率は、2%減少した。しかし、統計的に有意な差ではなかった。なお、以前の研究で、メタボ予備群において血液コレステロール濃度が統計的に有意に減少した臨床試験では、被験者は10週間水素水を摂取していた。ダイエット効果が十分に発揮されるには、4週間では短すぎるのかもしれない。