以前、私は水素発生素材を水に溶かして飲んでいることを書きました(二日酔いには水素が一番 参照)。最近、水素発生新素材の安全性についての質問をたくさんいただきました。
まず、その水素発生新素材 は、MgH2とグリセロールだけの混合物で、その他の不純物は一切含まれていません。MgH2は海水から採ったマグネシウムを使っています。MgH2は水と反応して、Mg(OH)2とH2になります。Mg(OH)2は食品として認可されており、安全性が認められています。グリセロールも食品として認可されています。
ただし、200滴(1チューブ全部)を一度に飲むと、Mg(OH)2の作用で大便がゆるくなる可能性があります。しかし、その他の副作用はありません。
また、私の研究室では、たくさんのマウスを使って安全性を確認しています。600倍の多量を2週間毎日飲ませて全身を徹底的に調べましたが、どこにも異常は認められませんでした。また、妊娠したマウスに2週間毎日600倍の過剰量を飲ませても、生まれてきた子供に何の異常もありませんでした。むしろ、生まれてくる子供の数は増える傾向にありました。
水素水として飲む時は、100mL(100cc=コップ半分)の水に1滴たらして、すぐ混ぜてください。少し濁ったようになりますが、それが水素の小さな泡です。その泡が水に溶けて、1分後には市販品の水素水と同じ濃度の水素水ができますので、それを1日に5杯くらい飲むといいでしょう。また、ジュースなどに垂らすと水素の発生が目に見えて確認できます。コーヒーやみそ汁にたらして飲んでもOKです。ワインもおいしくなります。
化粧品としてではなく、飲用用として販売してほしいとのことですが、確かにそうです。しかし、食品として認められるのは、何千万円という経費と数年間という時間がかかってしまうとのことです。そのため、ちょっと横道ですが、化粧品としてしか現在は販売できないのが実情です。日本は、科学立国なのに、日本で開発された新規物質に対して厳しいのは残念です。
水素水はまだまだ高価ですので、このような方法で安全に安く多くの方が水素水の恩恵にあずかれればよいと思っています。制度的には、化粧品を飲むのは自己責任という形にはなりますが、研究としては十分安全性を確認しているということです。
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