医学薬学誌「最新の薬剤設計(Current Pharmaceutical Design)」における「分子状水素医学と生物学の発展」特集号の出版準備進む

投稿者: | 2020年8月11日

 国際的な医学薬学専門誌「最新の薬剤設計(Current Pharmaceutical Design: Benthan Science出版社)から、特集号として「分子状水素医学生物学の発展 Development of Molecular Hydrogen Medicine and Biology」が出版されます。私が、客員編集長として、19の総説論文を1冊の学術誌に一挙に出版します。8カ国18名の権威者が、現在までに出版された水素医学生物学論文を網羅的に解説し、延べ40人の査読者と編集部の審査を経て出版されます。解説される引用論文は延べ1,800論文、全体の長さは180-200ページ(A4版)になる予定です。現在までの、水素医学の到達点を示す歴史的出版物になります。
 現在、出版物の概算価格を問い合わせ中ですが、購入したい人は、このブログの「問い合わせ」からご連絡ください。

 各々の総説の題名の日本語訳は以下のようです。

A: 水素医学の全体像
1. 分子水素医学と生物学の発展

B: 分子状水素が効果を発揮するメカニズム
2. 水素分子が複数の機能を発揮するための最初の標的とその後の経路:ラジカル反応への介入に焦点を当てて
3. 水素分子の生物学的影響の根底にあるメカニズム
4. 医学における酸化ストレスと分子状水素効果の経路

C: 炎症への水素の効果
5. 水素分子への生物学的反応と炎症性疾患に対するその予防効果
6. 敗血症の治療における水素分子の展望

D: 神経・精神への水素の効果
7. 水素分子の神経保護効果と予防効果
8. 新生児低酸素性虚血性脳症における水素誘発神経保護
9. 精神障害および関連疾患を改善するための水素の可能性

E: 放射線への効果
10. 放射線照射に対する水素の保護効果

F: 水素発生新素材
11. さまざまな病気の水素療法のための新しいアプローチ

G: 臨床における水素の応用
12. アテローム性動脈硬化症における水素の役割:実験から臨床現場まで
13. 水素ガス療法:前臨床試験から臨床試験まで
14. 脳卒中へ対する分子状水素の応用:実験から臨床現場まで
15. 眼科領域における水素の応用

H: 運動への効果
16. 運動誘発性酸化ストレスと炎症を軽減する分子状水素研究の最近の進歩
17. 稀なる運動向上剤としての水素:挑戦と好機

I: 皮膚と美容関連
18. 皮膚疾患における分子状水素の役割と美容への影響

J: 農業への水素の効果
19. 中国の水素農業:分子メカニズムから農場まで