水素(H2)の安全性については、1995年に厚生労働省が、水素を安全な既存食品添加物として承認しています。当時は192番でしたが、現在は168番です。つまり、20年間で、一度承認された192品目で24品目が安全性の問題で脱落していますが、水素はちゃんと残っています。厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。水素に関しては、とくに成分の規格や、使用の基準を定められていません。
また、米国のFDA(食品医薬品局)でもGRAS(generally recognized as safe=一般に安全と認識される)として承認しています。また、水素はガスとして体外にでますので、過剰摂取はできません。安全性の問題は決着済です。
水素研究は伸び代(のびしろ)が大きい発展途上の研究ですが、すべてが発展途上というわけではなく、安全性については決着済です。さらに、病気のモデル動物の治療効果と予防効果についても決着済と言ってもいいと思います。また、臨床試験のパイロット研究では、動物実験の結果をよく再現しています。これからの臨床試験の結果が次々と発表されます。大変楽しみです。
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