Monthly Archives: 12月 2011

TBSテレビ番組「即決!美テイクアウト」に出演しました。


Topics33 

2011年12月27日(火)0:10~1:10(26日から27日にかけての深夜です)に出演しました。
常識を打ち破る男性参加型の美容情報バラエティ:女性たちが100%喜ぶ“美のお土産話”で、水素水と水素発生化粧品が紹介されました。

私たちによる水素の発見の経過なども紹介していただき、「日本ですごい人がいる」と私を紹介していただきました。今後、水素が美容のために使われ、大人気になることが予感される番組でした。

化粧品で紹介されたのは、水素発生クリーム。水素を吸蔵させたマグネシウムの微粉末を配合しているので、皮膚呼吸によってでてくる水分と反応して水素が発生します。皮膚の直接表面で発生して皮膚のなかに透過していくことを確認していますから、効果があるのも当然です。これは、最近開発されたばかりの産学連携による新素材です。この素材は水と反応しないと水素が発生しませんので、乾燥肌の人は、保湿クリームなどを使って、肌に水分を維持したり、入浴後に使うなどの工夫をすると良いでしょう。このクリームは、8月から販売されている水素発生クリームの上位モデルです。なんと今年の12月15日に発売をはじめたばかりの製品です。(商品についてお知りになりたい方は個人的に問い合わせのページよりお問い合わせ下さい)

 この番組では、水素水でお勧めされたのは、以下の3製品ですので、それぞれの水源を紹介します。(1)~(3)の水源は、日本名水百選に選ばれた水ですから、おいしいのも当然。この3つの水素水は、電気分解や金属反応などは一切使わずに、水素ガスの圧力をかけて溶かしただけですので、おいしさをさらに引き出しています。
日本名水百選の熊本県菊池水源
日本名水百選の山口県「寂地川」源流の錦川水系
日本名水百選の熊本県阿蘇水系
 ただ、まだまだ値段が高いのが残念。もっと多くの人に飲んでいただいて、安価にしていただきたいというのが、私の希望です。ただ、この番組で紹介していた炭酸水は、400mLで1500円と目の飛び出るような値段でしたので、それよりは安いかなと思ってしまいました。

「ミトコンドリアのちから」増刷決定


Topics32  

2007年に出版した「ミトコンドリアのちから」は初版で、2万部を発行しました。このたび、ほぼ完売されて、増刷することになりました。このような専門性が高い本が2万部も売れることは珍しいそうで、ありがたいことです。なお、初版では、いくつか間違いがありましたので、2版では訂正される予定です。正誤表


ビタミンCの過剰投与によるがん治療


Topics31 

体が若くなる技術(太田成男著:サンマーク出版)はおかげさまで、たいへん好評です。多くの一般の方々が興味をもって読んでいただくために執筆したこともあり、専門の方々を中心に「もう少し詳しく知りたい」「書かれた内容の根拠を知りたい」という声も寄せられています。そこで、拙書をもっとよく理解していただくためのコーナーを設けたところ、いろいろご質問をいただきました。

その中でビタミンCの過剰投与によるがん治療に付記しておきます。

拙著「体が若くなる技術」では、ビタミンCの摂りすぎは危険ですよと、警告をならしました。一般にビタミンCは水溶性なので体内に蓄積しないのでいくらとってもよいと考えられていたのです。でも、抗酸化ビタミンでも強すぎると、活性酸素による遺伝子の傷を減らすどころか、傷をつけてしまうこともあります。厚生労働省所轄の栄養機能食品としても、上限値を1日1グラムに定めています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/hokenkinou/hyouziseido-3.html

また、過剰摂取すると、尿路にシュウ酸カルシウムの結石ができてしまう可能性がありますので、これも過剰には摂らないほうがいいという根拠です。
ところで、ビタミンCの大量投与ががん治療に用いられるようになりました。がん細胞は、正常細胞に比べて活性酸素に対する抵抗力が弱い性質を利用したものです。ビタミンCを大量に投与すると「体が若くなる技術」にも書いたように、活性酸素が発生して、がん細胞を相対的に殺すことができるのではないかという考えに基づき治療に用いられています。もちろん、がんになったからといって医師の処方なしに、ビタミンCをたくさんとってはいけません。あくまで医師により治療が必須です。抗がん剤とは違って薬として認可されたものではなく、高濃度ビタミンC点滴療法は代替医療(補助療法)で、すでに有効な抗がん剤に代わるものではありませんのでご注意ください。
ビタミンCの大量投与によるがん治療は、副作用が抗がん剤よりも軽いので、抗がん剤や放射線治療と併用する方、抗がん剤や放射線治療の副作用が強くて続けられない方に適していると考えられています。
(質問No.12)


放射線ホルミシスとは?


Topics30 

ホルミシス(hormesis)効果とは、生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用のことをいいます。低線量の放射線のプラスの効果は、放射線ホルミシス効果(Radiation hormesis)といい、研究が進められています。1年に100mSv以下の被曝によって健康被害が生じたというちゃんとしたデータはなく、逆に健康にプラスの働きをすることを示すデータがたくさんあります。
最近、抗加齢医学会雑誌Anti-aging Medicine(2011年12月号)に放射線ホルミシスの解説論文を書きましたので、参考にしてください。
放射線を怖わがるあまり、子供を外で遊ばせず、成長に支障をきたしているのは、とても心配です。ストレスによる被害も心配です。


ミトコンドリア医学に関する国際会議の開催が決定しました。


Topics29 

世界中でミトコンドリア研究が活発になっています。アジアでも中国、韓国、台湾でミトコンドリア学会が発足しました。今年は、スペインのサラゴサで、500人以上のミトコンドリア研究者が集まり、活発な議論を展開しました。この会議は、ヨーロッパと北米が中心だったので、さらに世界中のミトコンドリア研究者が集まって研究交流をする機会を設けることを待望する潮流が大きくなってきました。
東京で2013年11月6-8日に開催されます。主催は、順天堂大学教授。
なお、その前の週の3日と4日は、韓国でアジアミトコンドリア学会が開催されます。こういうのをうれしい悲鳴というのでしょうか。


ミトコンドリア病患者は、ホントは10倍以上いる。


Topics28

ミトコンドリア病はミトコンドリアの異常によって生じます。そのため、身体のいろいろな場所に症状がでてきます。また、ひとりひとり症状や身体の悪くなりやすさの進行度も違います。そのため、身体の不調を訴えたときに、主治医が「ミトコンドリアの異常ではないかな?」と疑ってくれないと、原因不明で終わってしまうことになります。ミトコンドリア病は、1985年くらいに見つかった病気ですが、一昨年にやっと特定疾患(難病)に指定された病気です。
ところで、ミトコンドリア病の患者数ですが、日本では、欧米諸国に比べて、とても少ないのです。難病情報センターでは、「日本では全国レベルの調査はまだ行われていませんが、小児科・神経内科・循環器内科などにかかっている患者さんが、合わせて数百 人いると推定されています。」と記載されています。
11月28日にオーストラリアのDavid Thorburn先生のミトコンドリア病に関する講演を聴く機会がありました。その講演では、欧米では、10万人あたり15.4人の発症という報告がされました。大人になって発症する人は、10万人あたり9.2人だそうです。日本では、全部で患者の数がせいぜい1000人という推定ですし、大人になって発症している人は非常に少ないので、日本人はミトコンドリア病になりにくいのか?という疑問を出しました。すると、埼玉医大の大竹教授からは、「実は丁寧に患者さんをみて診断すると、ちょうど海外と同じくらいの患者さんがいる」という意見をきくことができました。まだ、その結果は論文にしていないので私も初めて聞く話だったのですが、日本では1割しか、診断がついておらず、その他は原因不明としてしまっているようです。
是非、ミトコンドリア病という病気があることを医学会や社会で共通認識にしていただきたいと思います。そうすれば、原因不明の患者さんの病名がわかり、わずかでも対処ができるようになるようになると思います。何事も、病気を社会が理解するということがなければ進歩がありません。